社長のトーク術──PR案件を引き寄せる“話し方”の本質

Reaplusインターンのちかこです。
インフルエンサーのキャスティングや広告の運用を主な業務として、インフルエンサーマーケティング事業を行う、株式会社Reaplus(リアプラス)の代表松元詞音(まつもとしおん)。
普段、松元社長と行動を共にする中で、ずっと気になっていたことがあります。
それは「なぜ、あんなにもたくさん企業から案件を引き寄せられるのか?」ということです。
そのヒントは、もしかしたら「話し方」にあるのかもしれません。
「信頼される言葉の使い方」「聞く姿勢の大切さ」など、松元社長ご本人に、“PR案件を引き寄せる話し方のコツ”について聞いてみました。
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■感情と論理のバランスがカギ

-松元さん自身が「自分の話し方の特徴」だと思うところはありますか?
僕自身の話し方の特徴は、「感情と論理のバランスを意識している」ことです。
自分の想いを“熱量を込めて”伝えるけど、ただの情熱論にならないように、相手が納得できる“構造”もセットで話すようにしています。
もう一つ意識しているのは、相手によって「言葉の選び方」「距離感」を変えること。
たとえば、学生に話すときと企業の担当者に話すときでは、語尾やテンポも自然と変えます。これって、話し方というより“相手を見ているかどうか”なんですよね。
■信頼を失うNGな話し方とは?
-多くの企業から案件を引き寄せる松元さんは多方面から信頼を獲得されていらっしゃると思います。
相手企業から「信用される話し方」とはなんでしょうか?また、信頼を失ってしまう話し方って、どういうものだと思いますか?
信用される話し方の本質は、「言っていることとやっていることが一致していること」だと思います。
これは話す内容というより、日頃の行動と一貫性があるかどうか。
たとえば、提案のときに「成果を出すために伴走します」と言っておきながら、納品後に放置するような人は信頼されない。逆に、たとえ実績が少なくても、「この人はちゃんと向き合ってくれるな」と思われたら、案件は任されます。
信頼を失う話し方にはいくつかありますが、代表的なのは「言葉に“軽さ”がある人」。
根拠もないのに「できます」と言ったり、質問に対して適当な言い回しでごまかすと、一瞬で信用はなくなります。
あと、相手の話をちゃんと聞かずに自分の話ばかりする人も要注意ですね。信頼って、“伝え方”以上に“聴く力”にも出るので。
■話すのが苦手でも信頼は得られる

-話すことに苦手意識がある人でも、信頼を得るには何が大事だと思いますか?
話すことが得意じゃなくても、「誠実さ」と「準備力」があれば信頼は得られます。
むしろ話がうまい人より、少し言葉に詰まりながらでも「自分の言葉で、一生懸命伝えようとしている人」のほうが心に響くこともあります。
僕の周りでも、「話すのは得意じゃない」と言っていたメンバーが、資料を事前に丁寧に作っていたり、相手の会社のことを徹底的にリサーチして臨んだりして、結果的に信頼を勝ち取った例はたくさんあります。
話す力って、プレゼン力よりも“姿勢”のほうが大事なんですよね。だから、「伝えること」に完璧を求めるより、「伝えようとする姿勢」を大事にする。これが、どんな職種・立場でも信頼につながる話し方だと思います。
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一貫性のある言葉と行動、相手に向き合う誠実さ、そして「伝えようとする姿勢」。
それこそが、信頼される“話し方”の本質でした。
案件を動かす社長のトークには、経験に裏打ちされた観察力と、相手への深い理解が宿っています。
だからこそ、言葉は相手の心に届き、行動を引き出す。
私自身も、言葉の力を信じて、目の前の相手に本気で向き合う伝え方を磨いていきたいと思います。
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