就活生に伝えたい、”社長目線”で見る人材の共通点

Reaplusインターンのちかこです。
就職活動では自己PRや企業研究など、“正解”を探して悩む方も多いと思います。
ですが、実際に採用を決定する経営者の目には、どんな人物が魅力的に映っているのでしょうか?
インフルエンサーのキャスティングや広告の運用を主な業務として、インフルエンサーマーケティング事業を行う、株式会社Reaplus(リアプラス)の代表松元詞音(まつもとしおん)。
「目的意識がある人」「他責にしない人」「素直に行動できる人」こそが伸びる――
そう語る松元さんに、一緒に働きたい人材の特徴、逆に不採用にする人の共通点、そして就活生に伝えたいことまで、社長のリアルな視点をお伺いしました。
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■「伸びる人」に欠かせない”素直さ”と”行動力”

-松元さんが「一緒に働きたい」と思う人はどのような人ですか?具体的な社員・インターンのエピソードもあれば教えてください。
一緒に働きたいと思う人の共通点は、「目的意識がある人」「人のせいにしない人」「学ぶ姿勢がある人」です。
スキルや知識はあとからいくらでも伸びると思っています。でも、根っこの部分に“成長したい”というエネルギーがあるかどうかで、仕事の取り組み方もスピードもまったく変わってきます。
たとえば、あるインターン生の話ですが、最初は営業資料の作り方も知らず、社会人経験もゼロ。でも、自分から「ここが分からないので教えてください」と何度も聞きに来て、指摘されたことを素直に改善し続けてくれました。3ヶ月後にはクライアントとの商談にも同席し、今では若手の中で一番信頼されている存在までなりました。
結局、人として「まっすぐ向き合えるか」が重要だと思っています。
-「これから伸びそうだな」と思う人にはどのような特徴があるでしょうか?実際に入社・インターンして「伸びた」と感じた人はどんな特徴がありましたか?
伸びる人には共通して「素直さ」と「行動力」があります。
「正解が分からないけど、とりあえずやってみる」「まずやってみて、あとから修正する」——このスタンスがある人は確実に伸びます。
実際、インターンは最初から能力が高いというよりも、「分からないなら自分で調べてみます」「一度チャレンジさせてください」と常に自走していました。
結果、入社半年で施策やクリエイティブデザインも自分で回せるようになるまでに成長しました。
自分の頭で考え、手を動かし、フィードバックを糧にする。この“行動×内省”のサイクルを回せる人は、環境が変わっても必ず成長します。
■「正解探し」より大切なこと

-松本さんはどのような人材を不採用にしますか?また、不採用する人に共通点はありますか?
不採用にするのは、「他責傾向が強い人」と「受け身な人」です。
たとえば、前職や学校、社会のせいにする発言が多かったり、こちらが質問しないと何も話さなかったりする方は、たとえスペックが高くても一緒に働くイメージが湧きません。
共通点としては、「自分ごと化できない」ことですね。
会社に入るというのは、環境に“乗っかる”ことではなく、そこに“影響を与える”側に回ることだと思っています。
なので、「会社が何をしてくれるか」よりも「自分がこの会社で何を生み出せるか」に目が向いているかどうかは、選考時に重視しています。
-就活生に向けて、面接の際に「意識してほしい」と思うことはありますか?
面接は正解探しをする場ではないと思っています。
準備してきた「いいこと」ではなく、あなた自身の「考え」や「価値観」を聞かせてほしいんです。だからこそ、自分の経験をどう解釈したか、「なぜそう思ったのか」を言語化する練習をしておくといいと思います。
そして、面接官を“見極める相手”として対等に捉えてください。
企業もあなたに選ばれる側です。変に媚びる必要もなく、でも誠実に、自分の言葉で伝える。これが、社長や採用担当に一番届く姿勢だと思います。
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自分をよく見せることよりも、自分を素直に語ることが何より大切。
松元さんのお話を通し見えてきたのは、特別なスキルよりも、目の前の仕事にどれだけ素直に、主体的に向き合えるかという姿勢の重要性でした。
“選ばれるため”の就活ではなく、“共に働く相手を見極める”就活へ。
そんな視点を持つことで、きっとあなたの伝え方も、働き方も少しずつ変わっていくはずです。
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